面倒くさいこと、煩わしいことを表現したい時、hassleという英単語が使えます。この記事では、hassleの単語の意味、hassleを使った英文のポイント、hassleを使って英作文する方法を解説しています。参考になさってくださいね。
hassleの意味
英英辞典でhassleを調べると次の定義が書かれています。
hassle
(a situation causing) difficulty or trouble
‘hassle’ “Cambridge Dictionary’ より抜粋
(状況が引き起こす)難しいこと、もしくは問題。
hassle
a situation that is annoying because it involves doing something difficult or complicated that needs a lot of effort
‘hassle’ “Oxford Learner’s Dictionary” より抜粋
悩ませる (annoying) 状況(situation)。なぜなら、その状況が、努力(effort)を必要とする複雑(complicated) もしくは困難な(difficult)なことをすることに、巻き込む(involve)から。
英英辞典の意味を基にすると、hassleの意味は、とらえることができます。
- 悩ましい状況がある。
- 悩ましい状況に巻き込まれている。
- 結果、面倒・わずらしいと思う。
意味がわかったので、hassleを使って英作文してみましょう。
hassleを使った英文
hassle を使った英文のポイント①:主語は、It。動詞は、be動詞を使う。
hassleを文で使う時、主語にit、動詞にbe動詞を使うことが多いです。
It’s a hassle having to travel with so many bags.
‘hassle’ “Oxford Learner’s Dictionary” より抜粋
It saves a lot of hassle if you buy them online.
‘hassle’ “Oxford Learner’s Dictionary” より抜粋
hassleの例文に、主語 itが多い理由とは?
hassleの意味の一つ目のポイントは、「悩ましい状況がある。」でした。
状況は、人ではありません。
ですから、人以外の代名詞 itが主語になるというわけです。
Itを主語にするメリット
多くの文は、Iやyouといった人が主語です。
人が主語の場合、文は、主語に来ている人の個人的な行動や意見という印象になります。
人ではない It が主語の場合、文は、一般的な行動や意見という印象になります。

自分が面倒だと思っていることは、他の人にも共感してもらいたいと思いませんか。
I don’t want the hassle of having to travel with so many bags.
I で、文を始めることはできます。文法は正しいです。
ですが、Iで文を始めると、個人的な意見と取られてしまう恐れがあります。
面倒くさいことに共感を得たいという思いが、主語itには隠れています。
ですから、hassleを使う文の多くがItで始まっています。
hassle を使った英文のポイント②:面倒な内容は、動名詞で表す。
例文を見ると、hassleの後は、動名詞 (=動詞+ing) が 使われています。
It’s a hassle having to travel with so many bags.
‘hassle’ “Oxford Learner’s Dictionary” より抜粋
どんなことが面倒なのか。わずらしいのか。
それを、動名詞を使って表します。
上の例文では、たくさんのカバンを持って旅行しないといけないこと(=haveing to travel with so many bags.)が、面倒だと言っています。
この語順で、英作文が作れます。
It’s a hassle +動名詞(=面倒なこと、煩わしいこと).
文の構造がわかりました。続いては、実際に英作文をしてみましょう。
Hassleを使って英作文
Step①:面倒、わずらわしいことを考える。
まずは、面倒なこと、わずらわしいことを考えてみましょう。
あなたはどんなことが面倒・わずらしいと思いますか?



電車の乗り換えが多いと、面倒だと思います。



手書きすることが、面倒だと思います。



日常生活で、面倒だ、わずらわしいと思っていることを考えると、英文が作れますよ。
Step2: 出てきた面倒なことを、動名詞にする。
Step1で出てきたアイデアを英語にします。
先ほど出てきた生徒さんの面倒なことを例に解説します。



電車の乗り換えが多いと、面倒だと思います。
change → changing
⚠️transferは、-ingをつけると、eが消えます。
Step3: 動名詞をIt’s a hassleの後に加える。
It’s hassle changing.
これで英文はほぼ完成ですが、訳していない言葉を最後に訳します。
Step4: 訳していない部分を訳します。



電車の乗り換えが多いと、面倒だと思います。
今まで、訳した部分を整理してみましょう。
- 電車
- 乗り換え→changing
- 多い
- 面倒だと思います。→It’s hassle
電車と多いをまだ訳していません。
それぞれ訳しましょう。
- 電車→trains *いくつか電車を乗り換えるので複数形になります。
- 乗り換え→changing
- 多い→ many times
- 面倒だと思います。→It’s hassle
英語の語順に従って、trainsとmany timesをIt’s hassle changingの後に加えます。


changing=動詞です。その後は「何を」になります。
「電車を」乗り換える=changing trains
many timeは、時になるので、trainsの後に加えます。
(今回の文には目的語②と場所はないのでスキップします。)
英文が完成しました!
It’s hassle changing trains many times.
以上がhassleの単語の解説と、英作文の方法になります。
面倒くさいこと、わずらわしいことがあったら、この記事を参考に英作文してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたの英語学習が実りあるものになりますように。