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be動詞 :役割・活用と英作文

英語学習で一番に習う動詞と言えば、be動詞です。最初に出てくるからbe動詞は簡単と思いきや、意外と長い間be動詞に悩まされていませんか。be動詞は、文によって日本語訳が違ったり、形がam, are, isなどに変化したりと、他の動詞比べると複雑なように見えます。

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be動詞の意味って言われても…?

複雑なように見えるbe動詞ですが、ポイントは、役割を理解することです。この記事では、be動詞の役割be動詞の現在形・過去形・未来形の変化be動詞を使った英作文についてご紹介しています。

この記事を書いている人

言語・コミュニケーションコーチ
Leco(れいこ)

  • 教師10年目のオンライン英語講師。
  • 海外(2カ国)・日本・オンラインで教えた経験有。
  • 中高英語科教員免許・日本語教師養成課程修了の資格保持。
  • 英語・日本語どちらの視点からも文法解説可能。
目次

be動詞は、意味を持たない 機能語。

英語の品詞(名詞、代名詞、動詞、形容詞、副詞、前置詞、接続詞、冠詞など)は、言葉自体に意味がある内容語(content word )と、言葉自体に意味はないが文法上必要な機能語(function word)に分類されます。

内容語とは、eat=食べるのように、特定の意味を持っている言葉を指します。
機能語は、a, an, theのように、言葉の意味がほとんどない、けれども文を作るには必要な言葉です。

be動詞は、機能語に分類されます。

辞書でbe動詞を調べると、「…である」「…になる」などbe動詞の日本語訳が、書かれています。しかし、「…である」「…になる」だけでは、意味があまりよくわかりません。それはbe動詞が機能語だからです。

be動詞は、機能語である。
機能語とは、文を作る際に必要な言葉。
機能語には、ほとんど意味がない。

be動詞の役割:イコールの関係を築く

意味をほとんど持たないbe動詞は、文の中でイコールの関係を築くという役割を担っています。
一つ例を紹介しましょう。

She is cute.

She is cute.という文では、she (彼女)と、彼女の持つ特徴 cute(かわいい)を表しています。
be動詞は、she とcuteがイコールの関係であることを表します。

be動詞がイコールで表せる特徴

be動詞がイコールの関係で表せる特徴は2つあります。

be動詞が表せる特徴 ①名前・立場・性別などの基本情報

be動詞は、主語の基本情報を補います。基本情報には、名前、立場や役職、性別などがあります。

be動詞を使った英文

be動詞が表せる特徴 ②特徴・感情・様子

be動詞は、主語の特徴、感情、味や色などを表すこともできます。

be動詞を使った文

be動詞の種類

be動詞は、辞書にはbeと記載されています。しかしながら、am, are, isなどもbe動詞と呼ばれています。なぜでしょうか。
be動詞は、主語によって形を変えるからです。以下の言葉が主語になると、be動詞も形を変わります。
形は変わりますが、まとめてbe動詞と呼びます。

be動詞の形は、主語によって変わる。

主語(単数)be動詞の形(現在形)主語(複数)be動詞の形(現在形)
Iamwe are
youareyou
he isthey
she
it

be動詞の省略形

be動詞は、省略されて表記されることがあります。

主語+be動詞
(単数)
省略形主語+be動詞
(複数)
省略形
I amI’ mwe arewe’re
you areyou’reyou areyou’re
he ishe’sthey arethey’re
she isshe’s
it is it’s

過去形も主語によって変わる。

be動詞が主語によって形を変えるのは、現在形だけではありません。過去形でも、主語によって形を変えます。

主語(単数)be動詞の形(過去形)主語(複数)be動詞の形(過去形)
Iwaswe were
youwereyou
he wasthey
she
it

過去形の省略形

主語+be動詞
(単数)
省略形主語+be動詞
(複数)
省略形
I waswe werewe’re
you wereyou’reyou wereyou’re
he washe’sthey werethey’re
she wasshe’s
it wasit’s

be動詞の未来形

未来形はwillを使う場合は、どんな主語が来てもwill beになります。be going toの形を使う場合は、beの部分は、現在形を使います。

主語(単数)be動詞の形(未来)主語(複数)be動詞の形(現在形)
Iam going towe are going to
youare going to you
he is going tothey
she
it

Be動詞は、主語によって形が変わります。(現在形・過去形・未来形be going to)

be動詞を使って、英文を作るには?

be動詞を使って英文を作るには、ステップを紹介します。

STEP
伝えたい言葉を決める

伝えたい言葉は、文の一番大切なテーマになります。例えば、I’m happy.なら「I」が、一番伝えたいことです。
一番伝えたい言葉は、日本語で「〇〇は」や「〇〇が」に当たる部分です。

STEP
伝えたい言葉とイコールになる言葉を選ぶ。

イコールになる言葉は、名前、立場や役職、性別または、外見or内面の特徴、感情、味や色から選びましょう。

次の表にヒントとなりそうな言葉をいくつか紹介しています。参考になさってください。

役職

  • CEO / president
  • owner
  • vice-president
  • manager
  • supervisor
  • leader

職業

  • student
  • office worker / staff
  • teacher
  • instructor
  • artist
  • lawyer
  • police officer
  • fire fighter
  • paramedic
  • doctor
  • nurse

雇用形態

  • full time worker
  • part time worker
STEP
be動詞を使って、step1とstep2で出てきた言葉をつなぐ。

be動詞を、step1とstep2の間で出てきた言葉の間に置きます。

STEP
主語と時間に注意しながら、be動詞の形を必要に応じて変える。

Step 3の英文では

主語は、sheで、今もかわいいから「現在形 is」を使おう!

be動詞を使って文が作れましたね!

辞書でbe動詞を調べるには?

辞書でbe動詞を調べるには、時制に関係なくbeを引きます。辞書によっては、am, are, is, was, wereを別々に掲載しているものもあります。しかしながら、基本的な情報を知りたい場合は、beを引きます。

アプリ 物書堂『ウィスダム英和・和英辞典(第4版・第3版』

最後に

be動詞について、役割現在形・過去形・未来形の変化be動詞を使った英作文見てきました。
be動詞は、文ごとに日本語訳が「~である」や「~になる」など複数あります。ですが、意味よりも役割を理解することがポイントです。役割を理解していると、訳語が少し違っても、意味やニュアンスをつかむことができます。

be動詞を見たら、常にイコールの関係を思い出して、意味やニュアンスをつかむようにしてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さんの英語学習が実りあるものになりますように。

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